適当に自分の考えをつぶやきたいなーと思い書きます。
努力至上主義
最近は〇〇で稼ぎたい、〇〇で成功したいなどと意識が高い人が増えた。
SNSやYouTube、書籍などあらゆるメディアで、いわゆる「成功者」と呼ばれる人たちが「成功する方法」を目にする機会が増えたからだ。
努力をすれば叶う。
誰もが成功する時代。
など耳障りの良い言葉が聞こえてくる。
この言葉を信じて、皆自分にもできると思って挑戦するが、現実問題うまくいかない人のが多い。
僕が書いているこのブログ業界も70%近くは、一年以内にやめてしまう。
それはそうだろう。
なぜなら成功は保証されていないからだ。
誰もが始めた時は自分にもできると確信を得た気持ちに高揚するが、手ごたえが得られないと疑心に変わる。
「絶対に3年後には成功できますよ、望んだ世界が絶対に手に入りますよ」と言われれば継続して行動するだろう。
しかし保証されていないから、多くの人は半年ほど行動して望んだ結果が得られないので途中でやめる。
ここに成功する人と、成功しない人の違いがある。
成功する人というのは、ただひたすら成功するまでに失敗を続ける。
飽くなき挑戦を続ける。
何年かかっても、どれだけ時間を割いたとしても成功するまで粘り続ける。
僕からしたら、この粘りは一種の才能に近い。
もちろん誰もが持てる才能ではあるが、「好きであること」が前提として必要になってくる。
少し考えてほしい。
「やりたくないな」と思っているものを、あなたは毎日続けられるだろうか?
さらにそのやりたくないことは、成功する保証がない。
仮にその「やりたくないこと」で成功してしまったら、その「やりたくないこと」は一生続けなければならない。
多くの人が続けないだろうし、仮に成功してもその人が幸せかどうかは分からない。
成功と幸せは同義でなければならない
さて、ここであなたの成功とはなにかを考えてほしい。
会社でトップや管理職に上がり給料を上げること?
漫画家や小説家として成功すること?
副業のためにブログやYouTubeでお金を稼ぐこと?
人それぞれの成功があり、誰もがその成功に向かって努力する。
素晴らしいことだ。
ただ、あなたが成功する道のりで「努力しなければいけない」と思っていたら少し考え直した方がいい。
〇〇しなければいけない、という言葉の前には「やりたくないけど」という言葉が隠れている。
まさに夏休み終盤の心境とでも言えば良いだろうか。
気持ちとは言葉の端々に出るようになっており、〇〇しなければいけないという言葉は義務的であり、ネガティブな発想である。
つまり成功するために行動を起こし努力しているが、自分でも気づかないうちに不幸せになっているのだ。
成功したいなら数をこなせ、について
よく努力至上主義の間では、ピカソの作品数の例が持ち出される。
ピカソの生涯作品数は50,000点近くあり、他の画家に比べても圧倒的な数をこなす努力家だという美談だ。
だから努力至上主義の間では、圧倒的な数をこなす必要性が説かれる。
この美談の全てを否定するつもりはないが、全ての人間に当てはまることではないと感じている。
なぜならピカソは、そもそも絵が好きだからである。
絵を描きたくて描いているのである。
絵を描く感情の中に「絵を描かなければならない」という感情はない。
いや、お会いしたことはないから実際には知らないけど(笑)
ただ、ネガティブな感情を持ったまま50,000点の作品数は残せないし、絵が好きであったことは伺えるのではないだろうか。
だから好きなことをやって成功したい人には当てはまる美談だが、〇〇しなければならないという発想をしている人は一度考えた方が良い。
400mハードルで銅メダルを獲得した為末大さんは、過去にこんな言葉を残している。
「努力は夢中に勝てない」
この言葉を借りるなら、ピカソがやっていたことは努力ではなく夢中ではないかと僕は思う。
セルフブラック
ブラック企業という言葉が出てきて、ブラックというものの定義が「人間的でない」というものになった。
最近では自らブラック化に飛び込む、セルフブラック人間を多く見る。
平日の夜にスタバで仕事の続きをやっている人。
副業を仕事終わりや自分の休日にやる人。
こういった行動を否定するつもりはないし、むしろ素晴らしいと思う。
ただ、少し心配になる。
好きで好きでやりたくてしょうがない人はどんどんやればいいと思うが、前述したように成功するために〇〇しなければならないという感情の人は少し考え直すことをおすすめする。
その考えこそがネガティブな感情だからだ。
なんのために成功したいのか?
なにかを得るために犠牲しているものはなにか?
その犠牲にしているものは取り返しのつくものか?
あなたが思う幸せとは何か?
一度考え直してみてほしい。
自分が今やっていることは本当に幸せなことなのかを。
それではこのへんで失礼します。
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