編集長からのニュースレターお知らせ

世界最有効の糖尿病対策

本日のお悩み

先日健康診断を受けた時に、血液検査の結果が良くなかったんです。

病院の先生には、
「糖尿病一歩手前だから気をつけなさい」
と言われたけど、実際になにをすればいいのか分かりません。

僕の
名前はB君
編集長ライト

お答えします。

糖尿病は日本で1,000万人もいる深刻な病気であり、できるだけなら糖尿病にならないが鉄則です。

そのためには「インスリン」というホルモンを理解する必要があります。

少し難しい話になるかもしれませんが、肥満の直接的な原因にも関係してくるので、読んで損はないと思います。

今回お伝えさせていただく内容は「糖尿病対策」。

トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策」から内容をご紹介します。
※以下「著書」と記します。

それではレッツゴー。

こんな方にオススメ

・糖尿病の方

・糖尿病予防したい方

もし対策だけ知りたいという方は、目次の「世界最有効の糖尿病対策」をタッチして下さい。

目次

糖尿病の種類

糖尿病には1型糖尿病と、2型糖尿病の2種類があり、本記事でご紹介する糖尿病対策は2型です

糖尿病の種類

1型糖尿病:自己免疫疾患であり、遺伝的な要素が原因でなりやすい疾患。

2型糖尿病:生活習慣が原因でなる疾患。

世界中で糖尿病と診断されるうちの、95%は2型糖尿病です。

生活習慣から来るものであり、誰でも関係してくるものなので「自分には関係ない」では済まされません。

編集長ライト

では、なぜ皆糖尿病になってしまうのか?
次に仕組みを理解しましょう。

2型糖尿病になる仕組み

著書では2型糖尿病のことを、こう定義しています。

根本的に「2型糖尿病とはインスリンの過剰分泌によって起こるものである」

トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策

簡単に言うと糖尿病になるかは、インスリンが鍵を握っているということです。

次にインスリンと肥満の関係性、糖尿病になる経緯をご紹介していきます。

インスリンの働き
その1:細胞にブドウ糖を送る

僕たちは口から食べたものを、胃や小腸で分解します。

たんぱく質は→アミノ酸

脂質は→脂肪酸

炭水化物は→グルコース(ブドウ糖)などに分解されます。

先程から出てくるインスリンの働きとは、グルコースを細胞に取り込む役目です。

その後細胞はグルコースをもとに、エネルギーを生み僕らの生存活動を支えてくれています。

ただし血中を流れているグルコース単体だけでは細胞に取り込まれず、インスリンが必要不可欠です。

例えば、
全ての細胞を→鍵のかかったドア
インスリンを→ドアを開ける鍵

だとすると、インスリンは細胞にくっつきドアを開くことが可能です。

開いたドアにグルコースが取り込まれ、細胞からエネルギーが生まれます。

以上のことがインスリンの働きですが、インスリンにはもう一つ働きがあります。

インスリンの働き
その2:肝臓に「脂肪を作れ」と指示

インスリンにはもう一つ役割があります。

その役割とは肝臓に、

脂肪を作れ

と指示を送ること。

前述したように、インスリンは血中のグルコース(糖)を細胞に送る役割があります。

ただ細胞に入りきらなかったグルコースは肝臓に集約し、グリコーゲンや脂肪に変換されるのです。

脂肪自体が悪いわけではありません。

本来脂肪の役割はエネルギーの貯蔵庫なので、飢餓状態になったら脂肪を分解してエネルギーに変えてくれます。

ただ貯蔵ばかりされていては、肥満に繋がるだけです。

太れば太るほど太りやすくなる

以上のことから、インスリンが肥満と関係してくることが分かったと思います。

つまりインスリン分泌量が多ければ太るし、少なければ太りません

そして糖尿病になる多くの方は肥満であり、インスリン分泌量が多いです。

実際に肥満の方ほどインスリン分泌量が多いことを示すデータがあるので、ご覧ください。

世界最有効の糖尿病対策P.140を参考に作成

分かりくい方はお手数ですがズームして下さい。

空腹時のインスリン値が高いということは、脂肪に変える能力が高いということ。

左2つのグラフに着目すると、痩せた人と肥満の人で数値が3倍以上も違います。

そして糖尿病に近い人ほど、血中インスリン濃度が高く、このことを高インスリン血症と呼びます。

この高インスリン血症こそ2型糖尿病の根本的原因です。

インスリン分泌しすぎて
インスリンが効かなくなる

血中インスリン濃度が高い状態(高インスリン血症)が続くと、インスリンの効きが悪くなります。

なぜか?

体の防衛反応が働くからです。

人間の体には「恒常性の維持(ホメオスタシス)」という生理的能力が備わっています。

簡単に言うと体に変化があった場合、正常な状態に戻ろうとする能力のことです。

例えば、、

僕たちは冬に寒いと体を震わせて温めようとします。
暑かったら汗を出し、体を冷やそうとします。

僕らの体は変化に適応することで今日を生き残ってきました。

ただ糖尿病に関して言えば、この適応力こそが仇となってしまいます。

インスリン分泌量が高いという体に変化がさらされていた場合

→正常な状態に戻ろうとインスリンの効きを悪くする耐性をつけるのです。

以上のことをインスリン抵抗性と呼びます。

編集長ライト

よく同じ薬を毎日飲むと効きが悪くなると言いますよね?
それと一緒で体に抵抗性がついてしまうのです。

インスリンの効きが悪くなると、血中の糖は細胞内に取り込まれず漂います。

血中に糖が残っていると、すい臓はさらにインスリンを分泌し細胞内に取り込もうとします。

ただし細胞内は糖でパンパンに詰まっているため、入りきりません。

結果→血中に糖がまた漂います。

編集長ライト

負の無限ループです。

駆け足で来たので簡単にまとめます。

常に食べすぎ
→インスリン分泌量が多くなる
→インスリンの効きが悪くなる
→血中に糖が漂う
→代謝しようとインスリンをもっと分泌
→インスリンがもっと効かなくなる
→結果糖尿病になる

糖尿病になるかはインスリンの分泌量が鍵を握っています。

世界最有効の糖尿病対策

ここまで読んでもらった方は察しがついたと思いますが、インスリン注射は2型糖尿病に向いてないということです。

インスリンが過剰分泌し、効きが悪くなっているのに対してさらに過剰に投与しているからです。

そのため著書:世界最有効の糖尿病対策では、2型糖尿病の治療薬には以下の治療薬をおすすめしています。

2型糖尿病にオススメの治療薬

アカルボース
低炭水化物ダイエットと同じ効果の治療薬

  • 心血管症状を49%減少させた研究結果
  • 高血圧を34%減少させた研究結果

SGLT2阻害薬
腎臓がグルコースを吸収するのを阻害し、尿中に排出させる治療薬

  • 腎疾患の進行リスクが40%減少させた研究結果
  • 透析が必要な患者を55%減少させた研究結果

GLP-1アナログ
胃の運動をゆっくりにさせ満腹感を与える治療薬

  • 臨床試験で心血管死亡リスクを15%減少させた
    ※副作用で吐き気がある
編集長ライト

GLP-1は現在「ダイエット」というジャンルでも、知名度が上がってきていますね。

実際の治療の場合は、医師の指示に従ってください。

B君

最悪糖尿病になっても大丈夫そうだね。

編集長ライト

いや(笑)ならないに越したことはないと思うよ。

現在糖尿病の方でも最新の治療薬を使えば治せますので、ぜひ諦めないで下さい。

無料の糖尿病治療

糖尿病の治療は薬物療法だけではありません。

元々は生活習慣から来るものなので、生活習慣を変えれば治ります。

B君

どうすれば治るんだよ!?

編集長ライト

糖尿病になる原因を思い出してみるといいよ。

糖尿病になってしまう原因は、インスリンの過剰分泌でした。

またインスリンが長時間分泌することで体が慣れてしまうのも原因でしたね。

つまりこの2点を改善することで糖尿病が治ります。

具体的には、

  • 糖質の摂取量を減らすこと
    (糖質制限)
  • 食事の回数を減らすこと
    (ファスティング)

です。

糖質の摂取量を減らす

とてもシンプルな話ですが血中の糖が多いから食べ物の糖質を抑えよう、という発想です。

糖質の摂取を控えれば血糖値は下がっていきます。

B君

え~ご飯はなかなかやめられないよ~

編集長ライト

ご飯はやめなくてもいいから、まずはお菓子やジャンクフードをやめたらどうかな?

B君

う。。そうだね。

糖質制限食は短期間で効果が出ますが、デメリットもあります。

詳細は下記記事に記載してありますので、気になる方はご覧ください。

食事の回数を減らすこと

糖尿病と診断されると医師は、よく「食事の回数をこまめに分けなさい」とアドバイスをします。

理由は血糖値を安定させるためです。

ただ著書では、

食事の回数を増やすことを否定しています

なぜか?

食事の回数が増える分、インスリンが分泌する回数も多くなるからです。

例えば、、

一日三食の場合→インスリン分泌は三回
一日五食の場合→インスリン分泌は五回

インスリン分泌回数が増える分、インスリンに慣れて効きにくくなるということです。

さらに一回の食事で完全に消化するまでに2~4時間程度かかります。

回数を増やすと内臓は休む暇がなく、疲れていきますのでご注意下さい。

食事の回数を増やして糖尿病を治している専門医もいらっしゃいます。
その場合は糖質制限をしたりしていますので、医師の指示には従って下さい。

編集長ライト

ちなみに著書では、食事の回数を減らすファスティンをがおすすめしています。

ファスティングとは断食のことです。

ファスティングにも色々ありますが、今回は間欠的ファスティングをご紹介します。

間欠的ファスティングとは、一週間の内「一日丸々なにも食べない日を作ること」です。

著書には間欠的ファスティングを行った研究結果が、こう書かれています。

研究では、1週間の摂取カロリーをほぼ同じにしたうえで、カロリー制限を毎日続ける場合と間欠的ファスティングとを行う場合が直接比較された。(6ヶ月間)

~略~
カロリー制限を毎日続けた被験者のインスリン値も下がるには下がったが、すぐに横ばいになった。

これに対して間欠的ファスティングを行った被験者は、1週間の摂取カロリーがもう一方(毎日カロリー制限)のグループと同じであったにもかかわらず、空腹時のインスリン値が下がり続けた。

トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策

この研究では一週間に2日ファスティングを行い、あと5日は標準的な食事を行ったそうです。

たった2日ファスティングを行うだけで、インスリン値が改善してしまうなんて凄いです。

まとめ

糖尿病の種類は何種類?

1型糖尿病と2型糖尿病の2種類。
内世界の95%は2型糖尿病。

糖尿病になる原因とは?

インスリンの過剰分泌、長時間分泌。

インスリンが過剰分泌するとなぜ糖尿病になるのか?

過剰分泌することにより、糖を代謝するインスリンが効きにくくなるから。

インスリンの過剰分泌を防ぐにはどうすれば良い?

糖質の過剰摂取を控え、食事の回数は増やさない。

B君

よーし!今日からファスティングだ。

編集長ライト

B君の場合はまずはお菓子からやめよう。

B君

ですよね。

この記事だけを鵜呑みにせず、幅広く物事を見るようにするといいと思います。

糖質制限をすればいい、ファスティングをすればいいという方法にこだわるのではなく、どうやったら自分のインスリンをコントロールできるのかを考えた方があなたにとっての答えが出ると思います。

諦めないで頑張っていきましょう。

それでは、この辺で。

またお会いできるのを楽しみにしております。

参考著書

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この記事を書いた人

ライト
JADP:食育アドバイザー、JNWA:ウォーキング公認指導者の健康オタク
接客13年経験
趣味:読書
心と身体の健康について研究、発信しています!

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