編集長からのニュースレターお知らせ

りんごジュースの効果とは?メリット以上のデメリット!?

健康や美容に良いとされるりんごジュース。

ただ多くの医師や科学者・専門家は、果汁100%ジュースを控えるように発信しています。

もちろんりんごジュースもです。

ビタミンやミネラルが手軽に摂れて、メリットしかなさそうなりんごジュース。

今回はメリット・デメリットについてご紹介していきます。

こんな方におすすめ

・毎日果汁100%ジュースを飲んでいる方
・美容にこだわっている方

目次

果汁100%ジュースは身体にいいのか?

いきなり結論を出します。

果汁100%ジュースは身体に悪いです。

A君

医者でもない人に言われてもなぁ~

食育アドバイザー:ライト

ぐぬぬ~

いちブロガーの言うことなど聞かない人もいるかと思います。

ということで、代わりにお医者さんの言葉をお借りします。

糖尿病専門医・医学博士:牧田善治氏より

果物に含まれるのはブドウ糖ではなく果糖です。
このことを取り上げて、「果糖だから太らない」というわけのわからない理屈を展開する栄養士がいるのは困りものです。
はっきり言っておきましょう。果糖だからこそ果物は太りやすいのです
それは生化学を学んだものからしたら明白すぎる事実です。
人間の身体はエネルギー源としてブドウ糖を優先的に使います。
果糖はエネルギー源としてではなく、すぐに脂肪に変えて貯蔵されます
つまり、太りやすい糖なのです。

著書:「医者が教える食事術」P82より

果物ジュースにしてはいけない。
自分で皮をむきながらゆっくり食べれば一個で満足できるはずなのに、ジュースにしたばかりに不必要な糖分を摂りすぎる結果となります

著書:「医者が教える食事術」P155より

eクリニック医師・医学博士:岡本裕氏より

果物自体よりさらに問題なのが「果汁100%ジュースです」
~略~
ビタミン、ミネラルが摂れる分清涼飲料水よりはましですが、積極的に飲むべきものではありません

著書:「ロジカル食事術」P24より

つまりこのお医者さん二人は、果汁100%ジュースは積極的に飲むものではないと言っています。

A君

この前テレビに出てた別のお医者さんは、飲んだほうがいいと言ったんでしょ?

編集長ライト

そうだね。
そしたら次は、メリット・デメリットについて話していくよ。

果汁100%ジュースを飲むメリット

果汁100%ジュースを飲むメリットをまとめました。

・ビタミン・ミネラルが手軽に摂れる
・おいしい

果物から抽出しているため、果物に含まれている栄養成分が簡単に摂れます。

東洋医学の世界

東洋医学や漢方の世界では、

「陰と陽」の食品がある

とされていて、「陰」が身体を冷まし「陽」が温めるという分類です。

東洋医学の世界では、りんごは陽の食品で身体を温める効果があるとされています。

またジュースにすることによって吸収が早くなり、冬は身体が早く温まって良いという理論です。

編集長ライト

東洋医学に関心がある方には、大きなメリットですね。

ただりんごジュースが身体を温めるという科学的根拠はないため、あくまで「東洋医学の世界では・・・」という考えが良さそうです。

次にデメリットをご紹介します。

果汁100%ジュースを飲むデメリット

次にデメリットをまとめました。

・食物繊維がほぼ取れない
・濃縮還元タイプの場合、ビタミンすら摂れない可能性がある
・シンプルに太りやすい
死亡リスクが上がる

A君

デメリットのほうが多いじゃん。

編集長ライト

実際そうなんだよね。

一つずつ深掘りしていきます。

食物繊維が摂れない

実は果汁100%ジュースには、食物繊維がほぼ入ってません

これはジューサーの刃で、食物繊維を破壊してしまっているからです。

不溶性の食物繊維が若干残っているらしいですね。

伊藤園の方が若干残っていると書いてある記事は下記リンク。
野菜ジュースの真実、伊藤園・カゴメに聞いた

果物は生で食べるほうが良いです。

濃縮還元タイプの場合、ビタミンすら摂れない可能性がある

果汁100%ジュースには、
・ストレートタイプ
・濃縮還元タイプがあります。

ビタミンは熱に弱く、この濃縮還元タイプの場合、製造過程で熱を加えられます。

つまりこの製造過程でビタミンが抜けてしまいます

また製造過程で、【香料】など加えている場合もありますのでご注意下さい。

編集長ライト

香料まで入ると、飲む意味が見つかりません。

シンプルに太りやすい

糖質が太るというのは、以前の記事で書きました。

果物は【果糖】と【ブドウ糖】いう糖質に分類されます。

ブドウ糖はエネルギー源として使用されますが、果糖は肝臓に吸収されます。
その後果糖は、中性脂肪に変えられます

つまり果物自体がシンプルに太りやすいのです。

これは厚生労働省でも注意が必要と言っています。
※厚生労働省 食品の機能と健康-果物

果物をジュースに置き換えます。

ゆっくり噛んで飲み込めば、ゆっくり吸収される果物。
ジュースにすることにより、吸収が速くなり即肝臓行き→中性脂肪

つまり果物を噛んで食べるよりも太りやすいのです。

結果→脂肪肝・動脈硬化・がんのリスクが高まります

果汁100%ジュースは、それほど危険だと思ってください。

2021年6月22日追記

果物自体は血糖値やインスリン値を上げにくいということが分かりました。

果物自体が太りやすい要因があるのは、果物に含まれている果糖が問題です。
代謝できないほどの果糖が体内に入ると、肝臓に脂肪がつきます。(非アルコール性脂肪肝)

さらに脂肪肝になると、より糖の代謝ができなくなる為、脂肪がどんどん作られる仕組みです。

死亡リスクが上がる

アメリカ医学臨床誌【Journal Of American Medical Association】が

フルーツジュースを飲むと死亡リスクが24%上がる

と発表しました。
※1万3,440人を対象

追加分析が欲しい結果ですが、かなりショッキングな内容です。

内容を解説します。


果糖というのは、たんぱく質と結合しやすいです。

その結合した物質をAGEs(終末糖化産物)と言い、体内で悪さをします。

悪さとはつまり体内で糖化しやすいということ。

糖化は簡単に言うと、【コゲ】です。

編集長ライト

焼肉やると肉がこげますよね?
あのコゲが細胞内で、できることを
糖化と言います。

糖化が進むと、こんなことが起きます。

・コラーゲンの繊維が、こげるのでシミができる

・コラーゲンの繊維が、こげるのでシワができる

・血管がこげるので、動脈硬化・・・というか血管系の病気色々。

・細胞がこげるので、がん

つまり果汁100%ジュースばっか飲んでいると、糖化を促すのでかなり危険。

僕はオススメしません。

果物を摂りたい場合

B子

果物好きだから食べたいんだけど~

A君

野菜嫌いなんだけど~

という人は、果物を食間に摂りましょう。

理由は1つ。

食間なら代謝が追い付く

編集長ライト

食事中や前後の場合、小腸や肝臓に負担がかかるからです。

食事と食事の合間なら代謝が落ち着いているため、食べても負担が少なく済みます。

管理者のおすすめ

ちなみに僕のおすすめは、ヨーグルトと一緒に摂ることです。

写真だと分かりにくいですが、ブルーベリーとりんごを1/4個入れて食べてます。

ブルーベリーとりんごは、抗酸化作用があるのでおすすめです。

またブルーベリーは記憶力も高めてくれます。

  • 最近物忘れがひどくなってきた

という方は試してみて下さい。

編集長ライト

食べすぎは注意しましょう。

りんごジュースを飲みたい時

りんごジュースがどうしても飲みたい場合には、自分で作りゆっくり飲みましょう

購入したりんごジュースだと、食物繊維が取り除かれていて肝臓に負担がかかります。

飲むのであれば自作ですが、それでも飲みすぎは注意です。

まとめ

果汁100%ジュースは身体に悪い。

メリット
デメリット
  • ビタミン・ミネラルが手軽に摂取可能
  • 種類によっては、ビタミンすら摂れない
  • 食物繊維が摂れない
  • 太りやすくなる
  • 死亡リスクが上がる

どうしても食べたい場合は、朝食の一番最後に食べる。

編集長ライト

ちなみに野菜ジュースも一緒です。
フルーツジュースよりはマシですけど。

果物を食べる場合も、食べすぎ注意ですね。

それでは、このへんで。

編集長のひとり言

編集長のひとり言

今回テレビでりんごジュースをオススメしていたのは、かなりの衝撃でした。

僕は「自分が正しい」と言いたいわけではありません。
僕が伝えたいことは、「情報の精査をしてほしい」ということです。

必ずしも「医者が言っていることが正しい」にはなりません。

「この医者が言っていることは、本当なのか?」
「厚生労働省の基準は、合っているのか?」
「この健康サイトが言っていることは、本当か?」
「このエビデンスは、古くないか?」


こうやって自分で調べてもらうことが、正しい情報の取りかただと思っています。

もちろんこのブログも一緒です。
この記事を読んで、僕のことを信用してくれなんて思っていません。
知識の押し付けは、単なるエゴという考えだからです。

極端な話、自分で調べた結果りんごジュースがいいと思えば飲めばいいと思っています。

「一人ひとりが自分の健康について考えてもらうこと。」
【食】の編集室ではそんなきっかけ作りができればいいなって思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

またお会いできるのを、楽しみにしてますね。

編集長:ライト

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この記事を書いた人

ライト
JADP:食育アドバイザー、JNWA:ウォーキング公認指導者の健康オタク
接客13年経験
趣味:読書
心と身体の健康について研究、発信しています!

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