こんにちは、編集長のライトです。
今回は【脳にいい食事大全】の書評です。
この本に出会えたことを僕は、凄く嬉しく思います。
なぜなら、僕の片頭痛をなくしてくれたから。
今回は、そんな脳と食事の関係を書いた本のご紹介です。
食の編集室長:ライト
JADP:食育アドバイザー
あらゆる【食】の情報を集め、編みブログとして発信。
読者に「ちょっと得したな」と思ってもらえるよう日々勉強中です。
「医者いらずのブログ」を目指しています。
・頭痛持ちの方
・肉食の方
食生活を変えると脳も変わる
普段の食生活は、脳の状態にも大きく関わってきます。
・頭痛
・うつ
・疲労
・不安障害
→これらが慢性的になると脳疾患や心疾患にも関わってきます。
なので普段から脳の健康を、維持する必要があります。
そして脳の炎症は、普段の食生活の影響を受けることが多いです。
現代人の食事は、炎症を招きやすい
著書:【脳にいい食事大全】では、現代人の食事は、脳の炎症を招きやすいと書かれています。
それらの理由を挙げていきます。
トランス脂肪酸摂取が多すぎる
簡単に説明すると、トランス脂肪酸は発がん性物質になる可能性が高い脂肪酸です。
では、どういった食品に含まれるかご紹介します。
加工食品・・・ハムやベーコン
調理済み食品・・・レトルト食品
お菓子・・・ビスケットやクッキー
外食
これらに多いです。
トランス脂肪酸を慢性的に摂取すると脳細胞膜の透過度が高くなります。
つまりウイルスの侵入も高くなるということです。
結果、脳卒中や心疾患に繋がる可能性が高くなっていきます。
人工甘味料を減らす
人工甘味料は、お菓子や健康食品などに多く含まれています。
人工甘味料がなぜ悪いのか?
脳内物質であるドーパミンやセロトニンの不均衡を起こすからです。
その結果、脳疾患の可能性が上がり、攻撃的な態度をとるそう。

不安やうつも関係してくるそうです。
MSG(グルタミン酸ナトリウム)を減らす
添加物の一種ですが、かなり強力な添加物です。
MSGはなんと脳細胞を破壊し、脳機能を低下させるそうです。
怖すぎです。
以下のものは、注意しましょう。
・ベビーフード
・プロテイン
・市販の瓶ソース
・サラダドレッシングです。



結構ショッキングですね。
元々は、アメリカの著者が発表したものですが、日本にも当てはまるかもしれませんね。
食品成分表を見るクセをつけるのが、おすすめです。
赤身肉・鶏肉は炎症を起こす
著書には、こう書かれています。
肉中心の欧米的な生活をしている人は、C蛋白性反応をはじめとする炎症マーカーのレベルが高く、果物や野菜中心の生活をしている人は低かった。
著書:脳にいい食事大全より
要約すると、肉中心の人は心疾患や重大な病気になりやすいということです。
逆に野菜中心の人は、病気になる確率が下がったそうです。
牛乳神話は崩れた
疫学専門誌【European Journal Of Epidemilogy】に掲載されたものです。
牛乳を毎日200cc摂取すると、パーキンソン病などの疾患確率が17%増加するとのこと。



牛乳が身体に良いは、消えましたね。
著書の理由として挙げられているのは
・牛に使われるステロイドやホルモンが人体に有害だから
・牛は胃が4つ、人間は1つ。そもそも消化しにくいため。
・牛の飼料になるものには、農薬が使われている可能性があるため。
が挙げられます。
著書には、まだまだ牛乳が身体に良くないということが多く書かれています。
現代人は、知らず知らず脳に悪い食事を摂ってしまっているんですね。
次に、脳にいい食事を紹介していきます。
脳にいい食事とは
著書では、植物性の食品を多く摂ろうと書かれています。
それは、糖質や脂質も含めてということです。
脳にいいたんぱく質
一般的にたんぱく質と言ったら、肉類に多く含まれています。
ただ、著書では、
・アボカド
・もやし
・ナッツなど
上記のものから摂ろうとすすめています。
これは先程出てきた、肉類は脳の炎症を起こす原因があるからですね。
脳にいい脂肪を摂取する
脂肪も植物性食品からすすめています。
簡単に言うと
油類・・・オリーブオイル、アマニ油
魚類・・・サケ、イワシ、サバ
になります。
この章では、オメガ3脂肪酸のことも分かりやすく書いてありました。
脳の60%は、脂肪で構成していて、良質な脂質を摂ることが重要だと分かります。
脳にいい糖質を摂取する
糖質は、主に白米のイメージが強いですよね。
ただ、白米は血糖値の上下動に大きく関わってきます。
その為著書では、白米ではなく以下のもので糖質をとるようすすめています。
・果物
・豆類・・・納豆など
・種実類・・・キヌアなど



炭水化物は、白米って価値観が変わってきますね。
脳にいいスーパーフード
著書には脳にいいスーパーフードが多く書かれています。
その中で抜粋しましたのでご紹介します。
- ザクロ
-
抗酸化作用が高く、高血圧や脳卒中に効果的です。
- チェリー
-
抗酸化作用が高く脳細胞の膜を保護する役割があります。
- ブルーベリー
-
抗酸化作用によって記憶力の低下防止、がんのリスクを下げると言われています。
- 緑茶
-
抗酸化物質があり、血栓関係の疾患リスクを下げる効果がある。
Journal Of Biological Chemistoryによると動脈内の脂肪蓄積を防ぐ効果がある
上記のものは、スーパーでも実際に手に入れやすいと思います。



ザクロは、そんなことないか。
脳に好影響のもの
著書には、食事とは関係ありませんが、脳にいいことが実際に書いてあります。
一部ご紹介します。
ウォーキングを40分行う
ピッツバーグの研究によると活発なウォーキングを行った人は、脳の成長が2%も上がったそうです。
ちなみに成人になると、脳機能の低下は、毎年1%ずつ下がっていきます。
新しいことを学んで記憶力UP
新しいことを学ぶと、脳細胞の繋がりが増加し、記憶力が向上します。
実際に行った研究は以下です。



皆さん今から外国語を勉強しましょう。
瞑想を10分する
瞑想を行うと脳への血流がUPします。



僕も瞑想はオススメします。
睡眠はしっかりとる
睡眠不足は、脳機能の低下に繋がります。
8時間とることを著書ではすすめています。
またよく眠る人は、よく痩せるという研究結果もあるそうです。
腸を良くすると脳にもいい
腸内に毒素が溜まると、脳内にも毒素が回ります。
そのため、腸内環境を良くするといいです。
食物としては、
・豆類:レンズ豆、ひよこ豆、納豆など
・無塩ナッツ類:アーモンド、くるみなど
・ベリー類:イチゴ、ブルーベリー、クランベリーなど
・全粒粉:そぼ、キヌアなど
・葉物野菜:ほうれん草、ケールなど
以上を多く摂ることをオススメしています。



腸内環境を整えるのって大事。
3つの実践ポイント
今回この著書に沿って3つの実践をおすすめします。
牛乳神話も崩れたので、豆乳に置きかえることをおすすめします。
カルシウムを摂りたい場合は、煮干しやホウレン草のほうが多く摂れます。
現在食べているお菓子をナッツに変更してみてはどうでしょう?
脳のパフォーマンスも上がって最高です。
現在お肉が多めの方は、野菜も意識して取り入れていきましょう。
まとめ
この著書では、肉類を減らし、野菜と魚中心にするといいと言っています。
またお菓子や加工食品を減らそうという内容が書いてあります。
僕たちの健康を握っているのは結局は「食事」だということですね。
少しずつ意識して変えてみるといいと思います。
それでは、また。
編集長のひとり言
今回【書評】というものにチャレンジしてみました。
いつもは【編集】という作業を行っています。
かっこつけるなよ、とか言わないで下さい(笑)
実は食知識の見解は、著書によって大きく変わります。
例えば、著書A氏では「バナナは身体に良いものだ」と書いてあったとします。
ただ、別の著書B氏では「バナナは身体に悪いものだ」と書いてあったとします。
そうなると読者は「どっちが正しいの?」となりますよね?
これは実際に僕が感じたことです。
なので僕は、読者が迷わなくていいように、他の著書の意見も集めて指針を出していました。
そうした方が「正しい」に近づけるからです。
そして、それは今後も継続していきます。
ただ、最近ふと考えたのは「それは自分のエゴなんじゃないか?」とも思いました。
僕が食の編集室で情報発信している理由は、
・自分の健康を考えてもらうこと
あくまで自発のためのきっかけ作りです。
なので僕の指針に合わせなくてもいいなと思ったわけです。
それから著書の内容に沿った話を書くのも、一つのきっかけかなと考えた次第です。
色々な知識を得て「食の知識は医者いらず」を目指して下さい。
それでは、またお会いできるのを楽しみにしてます。
編集長:ライト
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