こんにちは、編集長ライトです。
今回は著書「腸がすべて」という本のご紹介です。
腸がすべて概要
著者紹介
フランク・ラポルト=アダムスキー
自然療法士/オステオパシスト
イタリア在住フランス国籍。1988年にドイツのハイルプラクティカー(代替医療専門医)国家資格取得。2001年よりイギリス自然療法士協会会員。
1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、著作は、イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題に。
世界のセレブを中心に実践者が続出し、SNSなどで注目を集め、本書の原著が発売された2017年にはGoogle.itの食事法(ダイエット)部門で「最も検索されたキーワード」ベスト10に選出された。
現在はローマとミラノに診療所をもち、企業へのコンサルタントおよび美容専門学校などでの指導を行っている。
東洋経済オンラインより
日本では自然療法士なんて聞き慣れない言葉ですよね。
だから著者が、変な人なのではないか?と思う方もいると思います。
安心して下さい。
一般的な外科・内科の分野ではない医業免許をしっかりお持ちです。
イメージとしては、自然療法で治療していく東洋医学の分野で考えて下さい。
著書の内容も東洋医学のような考え方だなと感じました。
内容を一部ご紹介します。
食べ物は3つの種類に分けられる
著書では「腸」の重要性について全て語っています。
そして食べ物は、
- ファスト(速い)
- スロー(遅い)
- ニュートラル(普通)
以上の3タイプに分けられるそうです。
速いから良いのか、遅いから悪いのかという区別ではなく、食べ物の性質の組み合わせで良し悪しが決まります。
例えばスローとファストの食べ物を一緒に食べたとします。
ただ元々の持っている性質が違うので、消化管を傷つけたり、腸に長く滞留し不調を起こしたりするという考えです。
スローはスローの時、ファストはファストと区別して食べ合わせることがアダムスキー式腸活法のコツです。
※ちなみにニュートラルは、どっちでも一緒に食べて大丈夫です。
様々な不調は「腸」から始まる
頭痛や肥満、ガンなどの不調は全て腸から始まると著書では紹介されています。
また病気だけでなく、ちょっとした体調不良も「腸」が関係してくるそうです。
例えば「腰痛」。
腰痛の原因は色々あり様々な対処法がありますが、「アダムスキー式腸活法」を行うと解消するそうです。
内容としては、消化管の詰まりが原因だそうです。
普段の食事で滞留物が消化管に残り、脊柱を圧迫し腰痛を引き起こすということです。

また面白いアプローチですよね。
どんな方におすすめの本?


以下に該当する方は、おすすめです。
- 今まで色々な方法を試してみたけど、体調が回復しない
- 東洋医学などに理解がある方
逆に以下の方には、おすすめしません。
- 科学的根拠がないと納得できない方
- 糖質制限絶対派の方
現代医学・科学とは違った視点で物事を見ているため、「科学的根拠がないと納得できない」という人には、おすすめできません。
誤解を恐れず言うなら、僕自身も科学的根拠がないと納得できない派です。
ただバイアス(自分に都合の良い解釈)はできるだけ避けたいのと、色々な視点を持つには面白いと思ってこの本を手に取りました。
またAmazonのレビューを見ると分かりますが、低評価が割とついてます。
低評価をしている方も著者が悪いわけでもなく、考え方に相違があるというだけです。
納得できるような情報が欲しい方には、向いてないと思います。
炭水化物は摂ろう主義
最近では「炭水化物は悪」という風潮がありますが、アダムスキー式腸活法では違います。
積極的に摂ることをおすすめしているわけではありませんが、糖質制限はやめようとのことです。
※炭水化物=糖質+食物繊維
そのため、「白米を食べてはいけない」という概念がありません。
厳しい食事制限もないので、続けやすいのが特徴です。
むしろ果物などはビタミンやミネラルを豊富に含んでいるので、摂ることをおすすめしています。



糖質制限派とは、また別の切り口ですね。
まとめ
・頭痛や便秘など様々な不調が気になる方
・東洋医学などに理解がある方
今まで散々健康本を実践してきてうまくいなかった方で、現在も悩んでいる人もいるかと思います。
快「腸」に向かうための内容が、「腸がすべて」には書いてあります。
それでは、またお会いしましょう。
食の編集室:ライト






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