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【書評】脳の毒を出す食事

本日は「脳の毒を出す食事」についてです。

昨今アルツハイマーが増加傾向にあり、問題になっています。

2025年には「5人に1人がアルツハイマーになる」と言われています。

アルツハイマーの原因の一つ、そこには「脳の毒」が関係しているかもしれません。

こんな方にオススメ

・最近食事を気にしだした方
高齢者
・肥満気味
・お菓子が好きな人

目次

著者紹介

白澤 卓二

1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。
1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。認知症治療の第一人者。
東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科 加齢制御医学講座 教授。 専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。米国ミシガン大学医学部神経学客員教授、獨協医科大学医学部生理学講座 特任教授、日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCSO、ライフ・レングス社科学顧問。

脳の毒とは

著書で紹介する「」とは一つではありません。

様々な「毒」があるので極力避ける必要があると紹介しています。

では、その「毒」を一部ご紹介します。

・糖質
・牛乳
・油

です。

「食の編集室」読者は、ご存じのことが多いと思います。

糖質

生きるために必要不可欠ですが、摂りすぎると「毒」になります。

なぜなら糖質の摂りすぎは「肥満」に繋がります。

肥満になると、

・高血圧
・がん
・心疾患…etc

以上になるリスクを上げます。

また最近の研究では、肥満とアルツハイマーに関連性があることが分かってきています。

肥満は認知症リスク高める? 脳の萎縮と体形で研究

著書には正常な脳と、萎縮した脳の比較がありなかなかショッキングな画像でした。

糖質の摂りすぎは、健康リスクをあげるので要注意です。

牛乳

食の編集室でも「牛乳神話」は崩れたと、紹介しています。

牛乳自体が日本人に合わない影響もありますが、多くは育つ環境の影響があります。

日本の牛は、牛舎で育つ為、隣同士の距離が近くなります。

一匹でも感染症になると、多くの牛が感染症になり、商品を売れません。

なので感染症を防ぐために、牛にホルモン剤やステロイドなどを注入します。

また牛が食べる飼料に、殺虫剤や農薬が入っています。

つまり、牛の体内に入ったホルモン剤などが、牛乳にも少し影響があるので危ないのでは?と言われています。

確定されているわけではありません。

ただ著者だけでなく、他の専門家も牛乳は避けたほうがいいと言っています。

著書では食べたほうが良い油と、食べてはいけない油の紹介をしています。

食べたほうがいい油は、

・オリーブオイル
・魚油

などがあり、食べてはいけない油にショートニングなどのトランス脂肪酸が書いてあります。

トランス脂肪酸を含む代表的な食品は、

・チョコレート
・アイスクリーム
・クッキー

などがあります。

おいしい食べ物ですけど、加工食品を食べることを著書では、おすすめしていません。

どんな方におすすめか

僕がこの本をおすすめする人は、以下に該当する方です。

・高齢者
・読書に慣れていない
・難しいことを書いてないのが好き
・健康本を一冊も読んだことない

以上の方です。

なのである程度知識を持った人は、少し物足りないかもしれません。

なぜならこの本は「内容の濃さ」ではなく、

分かりやすさ

を重視している単純明快な本です。

最近「健康」を意識した人の、とっかかりには良い本だと僕は思います。

エビデンスがあまりない

お医者さんが出す本は、大体エビデンス(医科学的根拠)がついてます。

ただ「脳の毒を出す食事」は、あまりありません。

恐らく「分かりやすさ」に特化しているからだと思います。
※あくまで推測です

じゃあ「著書の感想」を言っているのかというと、それは違います。

例えば、先程の牛乳が身体に悪いという話。

著書には、エビデンスがついてません。

ただ牛乳には、以下の研究結果が報告されています。

欧州疫学専門誌【European Journal Of Epidemilogy】に掲載されたメタ分析研究結果です。

毎日200ccの牛乳を飲むと、調査対象者のパーキンソン病リスクが17%上がった。

という研究結果があります。

なので、エビデンスに基づいた内容を書いていると僕は判断しました。

この本で得ることができるもの

これから「健康のとっかかり」で選ぶ人は、

新しい常識

が手に入ります。

今までの自分の食生活を見直して、変わるためにはなにが必要かを見直すことができます。

個人的には栄養士さんが考案した作りおきレシピが好きです。

レシピを知りたい方は、ぜひ読んでみて下さい。

まとめ

まとめ

・脳の毒とは、、、
→糖質過剰摂取、牛乳、油など

・どんな方におすすめ
→健康本を読んだことがない方

・この本を読んで得ることができるもの
→健康に対しての入門知識

今まであまり食事に気を使わなかったけど、最近気になるようになった。

これから少しづつ気を付けて変わりたい、という方にはおすすめの本です。

ぜひ読んでみて下さい。

それでは、このへんで。

編集長のひとり言

僕の父親が肥満気味なので少し心配ですね。
アルツハイマーになりませんように。

それでは、またお会いできるのを楽しみにしています。

編集長:ライト

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この記事を書いた人

ライト
JADP:食育アドバイザー、JNWA:ウォーキング公認指導者の健康オタク
接客13年経験
趣味:読書
心と身体の健康について研究、発信しています!

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